2023年1月25日㈬より開演される「舞台オッドタクシー 金剛石は傷つかない」を作り上げる原作、脚本、キャラクター原案、演出などに携わるSTAFFさんについて見ていきたいと思います。
■タイトル
「オッドタクシー 金剛石(ダイヤモンド)は傷つかない」
■原作
P.I.C.S.
■脚本
此元和津也/伊達さん(大人のカフェ)
■キャラクター原案
木下麦
■演出
なるせゆうせい
原作:P.I.C.Sさん
P.I.C.Sは映像の企画・制作や、クリエイターのマネジメントを幅広く行っている会社です。
此元和津也さんや、木下麦さんらが所属しています。
アニメオッドタクシーはP.I.C.Sの代表作ですが、アニメ以外にもプロジェクションマッピングの映像制作や、ステージ上で使うような映像の制作を行っています。
また、ミュージックビデオ(MV)の制作も数多く手がけている。
SEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル」他
日向坂46「JOYFUL LOVE」他
Perfume「Pick Me Up」他
家入レオ「もし君を許せたら」他
ゲスの極み乙女。「人生の針」他
FOMARE「FROZEN」他
ゆず「ヒカレ」他
日向坂46のMV制作実績もかなりの数確認することができました。
参考までにAKB48のMVを作成している制作会社を調べてみましたが、こんな感じでした。
曲名 | 制作会社 | 監督 |
「Teacher Teacher」 | 空気株式会社 | 上原桂さん |
「久しぶりのリップグロス」 | 分からず | TCM_アマゾニスト“NINO”さん |
「元カレです」 | TYO、エムプラスプラス株式会社 | 藤本実さん |
「根も葉もRoumor」 | 分からず | 友久陽志さん |
脚本 此元和津也さん/伊達さん(大人のカフェ)について
此元和津也さん
2010年、漫画「スピナーベイト」で漫画家としての活動をスタート。2013年、読み切りで掲載された「マジ雲は必ず雨」が人気を集め、その後「セトウツミ」に改題、連載スタート。2014年には、「聾の形」「弱虫ペダル」「僕だけがいない街」など名だたる作品と共に『第18回手塚治虫文化賞-読者賞』にノミネートされる。同じ場所、同じ二人の会話だけで繰り広げられる物語は、その後映画化、ドラマ化と拡大していき大ヒット。
P.I.C.S 公式HPより
2019年、「ブラック校則」では映画、ドラマ、Huluオリジナルストーリーで本格的に脚本家としての活動をスタート。現在は独自の作家性を生かして、漫画以外の領域へも活動の場を広げている。
2018年よりP.I.C.S. managementに参加。
代表作の「セトウツミ」は、大阪の男子高校生・瀬戸と内海が放課後に川辺で繰り広げる関西弁の会話劇を描いた作品です。オッドタクシーにおいても登場人物の会話がとても面白いので会話劇がとても上手な方ではないでしょうか。
きっと、今舞台においても此元和津也さんワールドが展開され、面白い会話が随所に見られるのではないでしょうか。
此元和津也さんさんは、P.I.C.S managementです。
伊達さん(大人のカフェ)
「大人のカフェ」は芸人養成所の同期だった、飯野智司、加賀成一、伊達さんの三人で結成したコントユニット。
大人のカフェ公式HPより
『お洒落8割、野暮2割』をコンセプトに、いまいち冴えない奴らが格好良くあろうとする衝動と滑稽さを、それぞれの持ち味を活かして描く。御覧になればわかる通り至って地味な三人である為、毎回ゲストヒロインを迎えて少しでも華やかさをプラスしようという安直な魂胆。カフェと言いたい喫茶系男女四人の織り成すコントを乞うご期待。
伊達さんは、コントユニット「大人のカフェ」の一人で、コントの脚本を担当されています。
AKB48グループとの関連について
過去の定期公演の共演者を調べていくとこのようなことが分かりました。
・西野未姫さん(真夜中のカフェボーイ:2015年)
・木崎ゆりあさん(カフェに向って撃て:2017年)
・岡部麟さん(散歩すすんで2歩シャガール:2018年)
2018年にりんりんと共演があったのですね。
また、姉妹グループとしてはHKT48やSKE48とも共演実績がありました。
・HKT48 栄光のラビリンスpresents 大人のカフェ×HKT48特別公演 〜君の答えを探して〜(2017,2018年)
・SKE48×大人のカフェ コント劇「今夜、あの橋の下で。」(2019年7月25日 – 27日、原宿クエストホール)
そして脚本家としては、秋元康さんが企画・原作の「警視庁考察一課」(第2話)の脚本など活躍されています。
キャラクタ原案 木下麦さん
多摩美術大学在籍時からイラストレーター/アニメーターとして活動。
P.I.C.S 公式HPより
アニメーターや監督補佐を経て、
オリジナルTVアニメーション「オッドタクシー」で自身初となる監督、キャラクターデザインを担当。
オッドタクシーが初監督作品のようです。そしてテレビアニメ版オッドタクシーは、第25回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞を受賞しています。
木下麦さんもP.I.C.S managementです。
木下麦さんは、30代のとても若いクリエイターの方ですので、これからの更なる活躍を期待したいです。
演出 なるせゆうせいさん
映画や舞台の脚本・演出家。株式会社オフィスインベーダー 代表取締役。
最近では、コロナ禍でエンタメ業界が大打撃を受ける中、「エンタメの力で世の中を盛り上げたい!」という企画でクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、2019年に発売されネット上で話題を呼んだ漫画「こんなに危ない!? 消費増税」を原作にした、日本の未来を問う高校生たちの姿を描いた青春映画「君はまだ長いトンネルの中」の監督・脚本を担当し2022年6月17日に公開された。
この映画の主演を務めた、加藤小夏さんは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」において源実朝の正室千代役を熱演しました。
以上、
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